3列シートの国産SUVのうちサイズが似ているCX-8とプラド。
我が家では3列シートをもつクルマで机上検討を進めた結果、この2台が候補に残り、最終的にはCX-8を購入しました。
このあたりの経緯を紹介します。子育て世代のクルマ選びの一助になれば幸いです。
なぜプラドとCX-8が最終選考に残ったか
そもそも購入する2台目のクルマの主な用途は、家族2人ずつインドア組とアウトドア組に分かれて行動するときの、アウトドア組の移動車です(あとこどもおとなおじさんの通勤も)。
なのでそこそこ荷物が載せられる方がいい。
最近立て続けにミニバンに乗ったので3列目の便利さが骨の髄まで染みており、できればこれも外せない。
でも通勤にも使いたいのでスライドドアは嫌だ。仕事帰りはドアをシュっと開けてボムっと閉めたいのです。かっこいいクルマに乗りたいのです。遊び慣れたダンディを演出したいのです。
ということで、こどもおとなおじさんでも買えて3列シートでスライドドアじゃなくてダンディを演出できるクルマ…そう最近マイナーチェンジしてディーゼルエンジンがダンディになったランドクルーザープラドか、マツダの事実上のフラッグシップであるCX-8です。
いざ、プラド試乗
まだ新しいエンジンの試乗車はなかったので、これまでのディーゼルエンジンに乗せてもらいました。
店員さんとの話もそこそこに、お店の前まで配車してもらった試乗車へ向かいます。
黒光りするプラド。うん、やっぱりかっこいい。
これなら仕事の前にサーフィンしても似合うし、息子と星を見に行ってもかっこいい。息子が間違って望遠鏡をクルマにぶつけちゃっても全然怒らない。心を乱さないダンディ。
ドアを開けて運転席に乗り込む。

ダンデ…ィ?いやいや全然ダンディじゃない。
インパネのシルバー塗装のプラスチックが面積広すぎて安くてので全然ダンディじゃない。
忘れてましたが、そういえばプラドはあくまでも実用車でした。
プラドが守るのは日本の男のプライドじゃなくて、世界の人の命なのです。
なので運転してももちろん完全にアウトドア向けの実用車。
ハンドルはまったり設定、振動ブルブル、サスペンションはふわっふわで、ブレーキを踏むとがっつりノーズダイブ。
うんうん、過酷な状況で使うにはこれくらいの方がいいのかも。
でももうちょっと日本の舗装路のことも考えてくれていいのでは?21世紀らしい乗り心地にしてくれてもいいのでは?
なんだか子どものころ親のクルマの後部座席に乗っていたころのことを思い出しました。こんな乗り味だったなあ。
このクルマに乗ってみてわかったのですが、最近の子供が車酔いしないのは、人類が進化したからじゃないですね。クルマが進化してますね。
プラドのまとめ
乗り味なんか気にしない、真のダンディにしか乗りこなせないクルマです。
いざ、CX-8試乗
こちらもプラドと同じくディーゼルエンジンに試乗。

見た目ヨシ。特に横から見た時の伸びやかな感じがもうたまりません。
CX-5で感じた寸詰まり感が解消されて非常に好みです。
ドアを開けて乗り込んで、ヨシ。シートの硬さも好み。布シートなのにガシッとコシがある。うん、いいですね。
ドアを閉める音もダンデイ。バフっといい音がします。仕事帰りにクルマに乗り込んでこの音がなると非常に心地よいです。
今回の試乗は妻に運転してもらうべく、私は子供たちと共に後部座席へ。
走り出してもうびっくり。なんじゃこの乗り心地は。
路面のザラザラとかブルブルとか全然床に伝わってこないし、妻でもまっすぐ走らせられてるし、いつもロボットみたいなハンドル操作をする妻なのにCX-8だと右左折時にヘンに切り足さないので全然ぐらぐらしないし。
なんだか小学5年生のときに友人のパパの運転するベンツEクラスの後部座席に乗った時のことを思い出しました。ガチっと、でもしっとりクルマに守られている感じ。
ちなみに当時の我が家のクルマはハードトップのマークII。ちょっとした幹線道路の速度でもクルマ全体がぶるぶる震えてロードノイズがガーっとなって…ベンツってすごいなーと思いました。
CX-8のまとめ
目を閉じればベンツ。
CX-8を選んだ理由
激しくオフロードを走る予定がないので素直にCX-8を選びました。
というかプラドはCX-8と比較するべきクルマじゃなかったです。反省。
彼の競合車はたぶんハイエースとか本家ランクルとか、そういうクルマです。
街乗りの乗り心地ガーとか内装ガーとかいっちゃう軟弱者は触れちゃダメなタイプのクルマでした。
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