ルンバの取っ手?ハンドル?が折れました。熟慮の結果、新しいルンバi7を買い衝撃を受けたので、今回は旧ルンバ885と比較しながら、新ルンバi7の素晴らしさをレビューします。
旧ルンバ885の取っ手が折れた…買い替えか?
購入したのが5年前。毎日働いてくれているので、愛着があります。
思えば家族の思い出には常にルンバがいました。
はじめてマンションを購入し、家具のない新居でこれまた買ったばかりのルンバを起動したこと。初めて見る黒い物体の動作に当時1歳の息子がおびえたこと。妹が生まれた後は、ルンバを怖がる妹のために自分も怯えながら、けれど妹を守るためにルンバの停止ボタンを押しに行っていたこと。
昨日のことのようにいろいろな思い出がよみがえります。
別にハンドルがなくても本体の両脇を持てば持ち上げられないこともないし。折れたまま使おうかな。これからもよろしくね、ルンバ885。
とはいえ一応最近のルンバをチェックしてみます。
…。
めっちゃ進化してるー!前言撤回!ごめーん、新しいの買うわ!
正直そこそこ不満もあったので買い換えました。
旧ルンバ885への不満
まずこれまでの旧ルンバ885への不満をつらつらと。
旧ルンバ885のダスト容器取り外しは、下記の手順となっています。
①上面のロックボタンを押しながら、
②ダスト容器の下に手を入れつつ、
③反対の手は本体を支えつつ、
④水平方向にダスト容器を本体から抜き出す。
こんな面倒なことになってる理由はダスト容器の動きがしぶいことに尽きます。
摩擦が少なくスルっと外れてくれれば①と④だけでツルンといけるはず。
でもはずれ個体なのか経年劣化なのかわかりませんが、少なくともうちで使っていた旧ルンバ885はそこそこかたかった。中身を捨てるのが億劫になる程度に。
上の①~④はあくまでも本体からダスト容器を外す工程。ダスト容器にたまったゴミを捨てる場合は、あと2つ手続きがあります。
⑤内蓋を外す。
⑥ゴミ箱の上でダスト容器をパンパンたたく
これらの工程ではがっつりダスト容器を触ることになるのですが、水洗いできないのでダウト容器には常にふフカフカと埃のような皮脂のような白い粉がついているのです。
なので⑤では指に白い粉が手につき、⑥ではゴミ箱の周辺に白い粉がこぼれます。
部屋全体を毎日掃除する手間に比べれば、全然大したことないですが、白い粉がないならない方がいい。
旧ルンバ885ではバーチャルウォールを使って掃除する順番なんかを一応指示はできるのですが、なんせバーチャルウォールを設置するのが面倒くさい。常に置いておくには邪魔なので。
しかも極めつけはバーチャルウォールの電池が一か月くらいしかもたないこと。
こっちは掃除すらも面倒くさいと思っているのだから、ましていわんやルンバの付属品のバッテリー交換をや。てかバッテリー切れたんならちゃんと教えてよ。なにしれっと切れてんの?
そんな感じでバーチャルウォールをあまり使わなかった我が家。けっきょく毎日ひと部屋ずつローテーションでかけてました。
…たいして広くない家なんだから一気に掃除してくださいよ。
新ルンバi7での改善点
対して新しく出迎えたルンバi7は全部改善されています!ぜーんぶ!
上でつらつらと書いた旧ルンバ885への不満は完全に解消されていました!
ちなみに実は今回購入したルンバi7にはもう一つ上のグレードがあってその名もルンバi7+。
本体はどちらも一緒です。何が「プラス」されているかというと、そっちでは自動でダスト容器にたまったゴミを本体側に集めてくれるらしい。しかも紙パック式なので月単位でゴミの心配をしなくていいとのこと。
魅力。
なぜルンバi7+でなく、素のルンバi7を選んだか
しかし我が家のように小さな子供のいる家庭では素のルンバi7の方が向いていると判断しました。理由は下記の2点。
・我が家は食べ物のカスが多く、自動で集めた紙パックのごみが異臭を放ちそう
・旧ルンバ885と比べればそもそもダスト容器の取り外しが全然負担じゃない。しかも水洗いできるし。
もし食べカス問題がなければルンバi7+の方がロボット掃除機を買った満足感は大きいかもしれません。なんてったって全自動ですから。
ルンバi7を導入!アレクサと連携!
ルンバ購入後にやることは、【開封→wifiとの接続→アレクサとの接続】これだけです。もちろんwifiもアレクサもない場合にはこれすら不要。
開封したら受電ベースに設置し、充電が完了したらスタートボタンを押すだけ。さすが最近の家電。何も頭を使わずにできます。
ちなみにルンバがめっちゃ早口になってます。しかも旧ルンバ885のような大人の女性でなく、ロボット少年みたいな声。か、かわいい。
これなら多少家具に衝突しても(ホントは全然ソフトタッチですが)、カーペットを巻き込んで動けなくなっても(一度も発生してませんが)、全然許せちゃう。
しかもスマホアプリを入れておけば一回目の走行からさっそくマップを自動で作成してくれる。しかも走行するたびに賢くなってく!
一回目だけでもかなり家を認識してくれています。ただし二回目の画像に入れているように部屋を区切って掃除してもらうには二回の走行が必要なようです。
で、肝心の掃除機能はというと、もう完璧。
我が家のマンションなら平日昼間の不在時に家まるごと掃除してくれています。まるごとという部分がポイント。どこでも裸足で気持ちいい。
ちなみにルンバi7を実際に使ってみて一番「いいね!」と思ったのが、部屋を指定しての掃除。想像していたよりもかなり生活が変わりました。
例えば、脱衣所の床って毎日大量に髪の毛が落ちてますよね?
これまでは狭い脱衣所なのでルンバをわざわざ運ぶ方が面倒!と思っていたので、風呂あがりにドライヤーを使ったあとは、毎日スティック型の掃除機で髪の毛ごみを吸っていました。
でもルンバi7が来てからは完全にお任せ。風呂上りは、
「アレクサ、ルンバに洗面所を掃除してもらって。」
これだけ。
これだけでルンバがスイーっと洗面所に移動して洗面所の髪の毛を吸い取って、また巣に帰っていく。
2019年2月のルンバi7発表会にてiRobotのCEOコリン・アングルさんが語ったセリフの意味が分かりました。
「(ルンバi7で)約20年前にロボット掃除機の開発を始めたときから、ずっと目指してきた夢を実現した」
正直旧ルンバ885は単にランダムに移動しているだけにしか見えませんでした。(実際には非常に多くの家具の配置パターンを統計処理して、最適なルートを選んでいたのでしょうが、人間から見るとただのランダムウォーク。)
ところがルンバi7では自分でマッピングする機能を得たので、かなり効率よく掃除してくれる。しかもこの地図を使って部屋を指定して掃除してもらったり、進入禁止エリアを地図で指定したり、今日掃除したところを走行履歴で見せてくれたり、ホントにロボットと生活している感がすごくあります。
ほんとすごい。
我が家に遊びに来た私の母も、声だけでルンバが洗面所に向かう姿を見て感動していました。
以前は、自分で掃除するので別にルンバは要らない、と言っていた母ですが、【アレクサ+ルンバi7】の連携を見て生活がどう変わるか理解できたのでしょう、ついに母の口から「買うわ。」の一言。
物欲に火をつけてしまった手前、買い方だけ教えるわけにもいかないので、母の日のプレゼントということでがんばって【アレクサ+ルンバi7】を送りました。
ルンバは正規品を公式に買えばどこで買っても値段は一緒なので(たぶん。ちなみに正規品を買っておけば超手厚い保証が受けられる。実は取っ手が取れても新品を送ってくれる)、アマゾンで購入して、届け先を実家に。
スマホやアレクサアプリの登録など、やや高齢の母には難解な点があったので結局実家まで行ってセットアップすることになってしまいましたが、なんか久しぶりに小躍りする母をみてすこしほっこりしました。
さいごに
数々のガジェットを購入してきましたが、ルンバi7が一番生活を買えたかもしれません。昔想像していたロボットとの共同生活にかなり近いです。なんでもできる人側ロボットが登場するまでは多分こんな感じで、掃除専用ロボット、洗濯専用ロボット、調理専用ロボットみたいに徐々に人からロボットに置き換わっていくんだろうな。
ちなみに実は、生活を変えたガジェット二位はホットクックです。野菜の甘みがぐわーと出た味噌汁がおいしすぎる。時短家電としてはもちろんですが、味を目的にしてもよいくらいの商品です。買うなら絶対2.4Lのでかいほう。
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