昨今よく聞くNFT。小学生のNFTアートが380万円で取引されているなんていうニュースに驚いた方も多いのでは。
もちろん日本を代表するひらがな練習帳クリエイターを自称するこどもおとなおじさんも乗っからずにはいられません。ニッチなひらがな練習帳をNFTアートとして登録したい!
ということで登録しました。
完全にゼロの状態からOpenSeaで出品するのにどのくらいの手間なのか、ざっくり実例で紹介します。
暗号資産(仮想通貨)イーサリアムの購入
出品にあたり、先にOpenSeaでの支払い通貨であるイーサリアムETHを購入しておきましょう。
基本的に出品時のガス代(イーサリアムネットワークを使う手数料みたいなもの)は落札者払いですが、初めて出品するときのみガス代がかかります。これが2021年9月時点でだいたい0.02ETHくらい。
なので仮想通貨の取引所や販売所に登録し、事前に購入する必要があるのです。
DMMビットコインとかGMOとか有名どころで買いましょう。
暗号資産用ウォレットMetamaskの登録
通貨(ETH)の購入が完了したら、つぎはお財布(ウォレット)の作成です。
OpenSeaではMetamaskというウォレットを使わなければなりません。ということでウォレットを作成。
Chroneブラウザで「Metamask」と検索したら出てきます。もしくはこちらのリンクからどうぞ。で、Metamaskをダウンロードしましょう。
ブラウザの拡張機能としてインストールできます。
インストールが完了したらさっそくウォレットを作成しましょう。
注意点は一つだけ。
途中で要求される「秘密のバックアップフレーズ」は必ず控えておき、これは絶対に他人に公開しないこと。
忘れるとウォレットの中身にアクセスできなくなりますし、さらすと中身を盗まれます。お気をつけください。
NFTマーケットプレイスOpenSeaとウォレットを連携
ウォレット作成が完了したらいよいよOpenSeaとの連携です。
MetamaskがChromeの拡張機能としてインストール済みなので、ChromeでOpenSeaにアクセスし、右上のヒトのアイコンをクリックすればあとは指示に従うだけ。
途中で署名を求められますが、気にせず承認してください。で、verify用のメールが届いたら、これにアクセスして完了。
無事に連携できました。
Metamaskウォレットへの送金
①で購入したETHをMetamaskに送付します。送付先のウォレットアドレスはMetamaskから確認です。
アドレスを確認するにはまずChromeの右上のパズルみたいなアメーバみたいなマークから拡張機能を開き、Metamaskを起動。
それからアカウント名のところにマウスカーソルをもっていくと、アドレスをコピーできます。
無事にアドレスがわかったら、①で仮想通貨を手に入れた取引所や販売所からMetamaskのウォレットアドレス宛に送金しましょう。
ここまでで登録はおしまい。
OpenSeaで画像をNFTアートにして出品
次にいよいよNFTアートの作成です。
お試しなのでパワポで書いたこれ

をNFTアートとして登録します。
こんな画像です。
単品で出品するだけなら、OpenSeaのトップ画面で

作成をクリックします。
が、作品群ごとにグループ分けしたいので、Colletionを作成します。
トップ画面の自分のアイコンからMy Collectionsに入り、

Create a collectionというボタンをクリックして作成を開始します。
ロゴとかバナーのイメージを決められますが、これは後から変更できるのでてきとうでいいです。*印のついているNameだけ真面目に作成しましょう(ま、これも後から変更できますが)。
わたしは「HIRAGANA and KATAKANA」のコレクションを作りました。
Collectionを作成したらいよいよ作品の登録です。
右上に表示されているCreateから作成画面に入りましょう。
諸々の情報を登録する必要がありちょっと引きますが、がんばって入力します。
入力例です。
file: (ここはさっきの画像をドラッグ&ドロップで入れました)
Name: Childlike Adult Man #0000 HIRAGANA-Test
External Link: https://codomo-otona.net/category/hiragana/ (関連するURLを入力)
Description: This is a registration test. (画像の説明を入力)
Collection: HIRAGANA and KATAKANA (さっき作成したCollectionです)
入力完了したら左下のCreateをクリック。これでNFTの作成が完了です。
続いて表示されるこの画面で

いよいよ出品できます。
もし閉じてしまった場合でも、My Collectionsに登録された先ほどのNFTを開けば同じ画面にたどり着けます。
値段の決め方は大きくは二通り。
指値で出品者が価格を設定するSet Priceと、オークション形式のHighest Bidです。
オークション形式で出品したいところですが、なぜか最低落札価格が1ETH以上にしか設定できません。
2021年9月時点の価格だと1ETH=40万円くらい…。不本意ですが、ここはSet Priceで出品します。素人のてすとに値段が付くわけないですし。
Set Priceなら入力は出品価格のみ。今回はお試しなのでPriceに0.1ETH (4万円!?)を入力し、右側の「Post your listing」をクリック。Metamaskのキツネが出てくるので承認しましょう。
以上で出品が完了です!
実際にやってみると全然難しいところはなかったですね。以降はNFTの作成からでいいですし。
…で、売れたの?
素人の「てすと」が4万円で売れるわけありません。まだ誰からも買われず、というか誰からもviewされずにひっそりと出品され続けています。
ま、もしもテストが売れるようなことがあれば、それこそNFTバブルだと判断できますので、そのときはしかるべき準備に入りましょう。
おわりに
実際やってみると、出品自体は全然難しくなかったです。google翻訳のおかげで特につまずく部分もなかったです。迷っているかたはとりあえずお試しでやってみた方がいいレベルの簡単さです。
さて、これで準備が整いましたので、今後はいよいよNFTを使って遊びたいと思います。
まずは日本を代表するひらがな練習帳クリエイターとして外せない部分、ひらがな練習帳の出品です。次回はその苦悩を紹介します。
そしてその次。次々回はいよいよNFTを使って本当にやりたかったことを紹介したいと思います。絶対に失敗できません。実はわざわざ「てすと」やひらがな練習帳アートをNFTにして出品の練習をしたのはこのためなのです。ふふふ。
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